2019/5/27の「ギリシア神話入門」

朝日カルチャーセンター中之島教室にて、私が毎月第四月曜に担当している「ギリシア神話入門」の次回の案内です。日時は、2019年5月27日(月)15:30~17:00です。悲劇作家ソポクレースの手になる『ピロクテーテース』の中身をご紹介します。本作の主人公のピロクテーテースは、トロイアー戦争に参加したギリシア軍の兵士であるわけですが、トロイアーの地に降り立つ前、大きな怪我が原因で、同僚たちによって、レームノスという島に置き去りにされてしまいます。ところがじつは、ピロクテーテースは、ギリシア軍がトロイアー軍に勝利するために絶対に必要な存在だったのです。今回取り上げるソポクレースの悲劇作品では、苦境にあるピロクテーテースと彼を連れ戻しにきた兵士たちとのやりとりが描かれており、そこには、複雑な関係に置かれた人間たちの冷たさと温かさがみてとれます。この物語の内容にご興味のある方は、ぜひお申し込みのうえ、ご参加ください。

つねに多くのことを学びつつ年をとる―勝又泰洋の学問日記―

このサイトでは、学者の卵である私、勝又泰洋が、日々の勉強・研究について(もっぱら自身の備忘のために)簡単な文章をものしています。サイト名の「つねに多くのことを学びつつ年をとる」は、古代ギリシアの政治家ソローンによる詩の一節です。これを座右の銘として、毎日マイペースに学問に励んでいます。

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