緩急の重要性

この冬期休暇は、大学の授業関係の仕事はできるかぎり避け、それ以外のこと(論文の執筆や関連の調査)に集中するようつとめた。

 そうして先ほど久しぶりに、今年度ひとつの大学で担当している「神話学講義」の次回用いるレジュメのファイルを開いてみたが、だいぶ落ち着いた頭で中身の確認ができた気がする。説明の順序や、ひとつひとつの表現にかんして、ある程度満足のいくアイデアが出てきた、というわけだ。

 冬期休暇前はこう上手くはいかなかった。こちらの頭の整理状況とは無関係に、毎週、授業をこなしていかなければならなかったからだ。

 やはり仕事には緩急が大事なのだろう。脳も、機械と同じで、ONのままだとオーバーヒートして機能停止に陥るのだ。短くてもよいので、クールダウンの期間はやはり必要不可欠、そのことを実感できた休暇だった。

 来週から授業が再開する。リフレッシュした頭で頑張ろう。

 

つねに多くのことを学びつつ年をとる―勝又泰洋の学問日記―

このサイトでは、学者の卵である私、勝又泰洋が、日々の勉強・研究について(もっぱら自身の備忘のために)簡単な文章をものしています。サイト名の「つねに多くのことを学びつつ年をとる」は、古代ギリシアの政治家ソローンによる詩の一節です。これを座右の銘として、毎日マイペースに学問に励んでいます。

0コメント

  • 1000 / 1000