帰省

この一週間ほど、関西での仕事が何もないので、神奈川の実家に帰ってきた。大学の新学期が始まる前に、気分をリフレッシュさせることができそうだが、じつは、のんびりしてばかりもいられない。こちらで済ますべきことは、大きく3つある。

 一つ目は、もはや「書庫」となってしまった自分の部屋をきれいにすること。関西の家に置ききれなくなった本を(キャパシティのことを考えずに)こちらに送り続けてきたので、大量の本がそこらじゅうに積み重ねられているのだ。整理は大変そうだが、これもひとつの「知的活動」と考えて、楽しみたいと思う。

 二つ目は、神田の神保町に足を運んで、古本屋めぐりをすること。普段住んでいる京都にも、古本屋はたくさんあるのだが、やはり神保町の規模にはかなわないと思っている(学生時代、よく通っていたので、そのすごさがわかるのだ)。「見つけたら買う本」のリストがあるので、これを手に、久しぶりに「日本一の古本屋街」を満喫したい。

 三つ目。これがメインイベントなのだが、29日に東京大学で開催される、恩師ティム・ホイットマーシュ先生の講演会に参加する予定だ(2019.3.22の記事でこのことについて書いたので、興味がある向きは一読されたい)。最後に先生にお会いしたのは、4年前のアメリカでのある学会のときなので、本当に久しぶりだ。元気な顔をお見せできればと思っている。

 この数日間、普段とは異なった場所で生活することになるので、特殊な経験をすることができそうだ(これまでどおり、このブログも毎日更新するつもりなので、「関東編」と思って楽しんでいただけると幸いである)。

つねに多くのことを学びつつ年をとる―勝又泰洋の学問日記―

このサイトでは、学者の卵である私、勝又泰洋が、日々の勉強・研究について(もっぱら自身の備忘のために)簡単な文章をものしています。サイト名の「つねに多くのことを学びつつ年をとる」は、古代ギリシアの政治家ソローンによる詩の一節です。これを座右の銘として、毎日マイペースに学問に励んでいます。

0コメント

  • 1000 / 1000