今日は、京都駅ビルの旅券事務所へ赴き、一週間ほど前に申請の処理を済ませたパスポートを受け取った。これは僕にとって2冊目のパスポートで、もともと所有していた(そして有効期間が切れてしまっていた)のは「5年間有効」の紺色のもので、今回のは、「10年間有効」の赤色のものだ。
なぜこのタイミングでパスポートを手に入れたのかというと、今年の7月にロンドンで開催される、西洋古典学関連の大きな学会に出席するからだ(詳細については、また別の記事で書くつもりである)。僕は、それほど海外に出たことはない(時間とお金があれば、何度でも行きたいのだが!)が、ロンドンへ行くのは初めてではない。学生の頃、一定期間、客員研究員の身分でオックスフォード大学に滞在した経験があり、そのとき何度かロンドンに足を運んだのだ。今からちょうど7年前のことである。(ちなみに、このイギリス留学のことについては、日本西洋古典学会のHPに、「イギリス小滞在記」と題した連載コラムを寄せているので、興味のある方はご覧ください。URLは以下のとおりです。)
http://www.clsoc.jp/agora/column.html
ロンドンの雰囲気はもちろん覚えている(たとえば本物のビッグベンの迫力ははっきり記憶に残っている)が、それでも年月が経ってしまっているので、今回の訪問はとても楽しみだ。
僕は、小さいとき、何か自分にとって重大なものを手に入れると(たとえば両親からプレゼントをもらったときなど)、嬉しさのあまり枕元に置いて、「一緒に寝る」習慣があった。今回のパスポートは、さすがに枕元に置いておくつもりはないが、勉強机の上にはしっかり「飾って」おきたいと思う。今日から毎日これを見ながら、学会の準備を進めていくつもりだ。
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