2019.09.30 12:042019/10/7の「知るほどおもしろギリシア神話」NHK文化センター梅田教室にて、私が毎月第一月曜に担当している「知るほどおもしろギリシア神話」の次回の案内です。日時は、2019年10月7日(月)10:30~12:00です。このたびのセメスター(2019年10月~2020年3月)では、古代ローマを代表する詩人オウィディウスの『変身物語』を取り上げるつもりですが、その初回である今回は、「変身」とは本作においてそもそもどのような意味をもつのか、という問いについて、大づかみにお話しをしたいと思います。 オウィディウスは、「新たな体に姿を変えたものどもを語ろうと心が逸ります」(第1巻1行、高橋宏幸訳)という言葉で作品を始めているわけですが、この「変身」というテーマについて考えるにあたっては、本作における最初の...
2019.09.22 23:422019/9/30の「ギリシア神話入門」朝日カルチャーセンター中之島教室にて、私が月一で担当している「ギリシア神話入門」の次回の案内です。日時は、2019年9月30日(月)15:30~17:00です(今回は、通常と異なり、第五月曜となっていますので、ご注意ください)。悲劇作家エウリーピデースによる『タウリケーのイーピゲネイア』の紹介をします。この作品でクローズアップされるのは、「アウリス事件」―イーピゲネイアという女性が、父親のアガメムノーンによって女神アルテミスの生贄にされそうになったところ、まさにその女神によって救われる、という事件―のあと、イーピゲネイアの身に起こる出来事です。彼女は、アウリスから遠く離れたタウリケーなる土地で、アルテミス神殿の巫女を務めていたのですが、まことに偶然なが...
2019.09.20 14:25ギリシア悲劇にかんする特別講座このたび、NHK文化センター神戸教室にて、「演劇で楽しむギリシア神話」と題した一日講座を開かせていただくこととなりました。日時は、2019年9月27日(金)13:30~15:00です。悲劇作家アイスキュロスの傑作「オレステイア三部作」で描かれる神話物語を紹介したいと思います。 いわゆる「ギリシア悲劇」は、神話伝承を題材としたものが大半であるわけですが、そのなかでも、アイスキュロスの「オレステイア三部作」(『アガメムノーン』・『コエーポロイ』・『エウメニデス』)は、とりわけ注目を集めることが多いものです。最近、わが国においても、この翻案である《オレステイア》が新国立劇場で上演され、主演がかの生田斗真さんであったことも手伝い、大きな話題を呼びました。その中...
2019.09.16 09:31近鉄文化サロン阿倍野のギリシア神話にかんする体験レッスンこの10月より、近鉄文化サロン阿倍野にて、「はじめてのギリシア神話」(第3月曜・13:00~14:30)という新講座を開かせていただくこととなりました。その名称からわかるとおり、ギリシア神話について基本から丁寧に学んでいただく講座です。「ギリシア神話のこと、気になっているけど、難しそう」と思っていらっしゃる方にはピッタリの講座かもしれません。専門家である私が、手製のプリントを使ってわかりやすく、そして絵画作品等をお見せしながら楽しく、解説をさせていただきます。 新設の講座ということで、体験レッスンも用意させていただきました。日時は、9月23日(月・祝)13:00~14:30です。ギリシア神話のなかでもとくによく知られる、「パリスの審判」および「トロイの...
2019.09.09 02:48ギリシア神話における女性キャラクターにかんする特別講座このたび、朝日カルチャーセンター中之島教室にて、「ギリシア神話の女性たち」と題した一日講座を開かせていただくこととなりました。日時は、2019年9月16日(月)15:30~17:00です。ギリシア神話のなかでも最大級の規模を誇る、トロイアー戦争をめぐる物語について概説することを主眼としますが、その際、この物語に登場する女性キャラクターにとくに注目しながら話を進めていきたいと思います。 「戦争」というと、男性の活躍を想像してしまいがちですが、じつは、トロイアー戦争の物語にかんしては、男性のみならず、女性にもスポットライトが当てられるのです。たとえば、この戦争は、そもそも、ヘレネーという「女性」の所有権をめぐって、ギリシア軍とトロイアー軍が争っています。ま...
2019.09.06 05:34秋の星座にかんする特別講座このたび、NHK文化センター梅田教室にて、「秋の星座とギリシア神話」と題した一日講座を開かせていただくこととなりました。日時は、2019年9月13日(金)10:30~12:00です。プラネタリウムのように星座のつくり(星の位置関係)を確認すると同時に、その背景にあるギリシア神話の物語を紹介していきます。その際、関連するヨーロッパの絵画を多数取り上げていこうと思っていますが、たとえば下に掲載しているのは、ルネサンス期の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオによる《ペルセウスとアンドローメダ》(1554~1556年、ウォレス・コレクション)です。迫りくる巨大クジラからエチオピアの王女アンドローメダを救い出すペルセウスの物語は、秋の夜空において展開する一大活劇で...
2019.09.02 13:292019/9/9の「ギリシア神話の世界」神戸新聞文化センター三宮にて、私が毎月第二月曜に担当している「ギリシア神話の世界」の次回の案内です。日時は、2019年9月9日(月)10:30~12:00です。プルータルコス『英雄伝』でスポットライトが当てられる、カミッルスという名のローマ人についてお話しします。この人物は、ローマの共和政初期の軍人であるわけですが、数ある事績のなかでも、とくに注目に値するのが、強敵であったガリア人を撃退したことでしょう。プルータルコスによれば、王のブレンヌス率いるガリア人たちが、ローマの内部に侵攻し(これはローマ全体の崩壊にもつながりうる、未曽有の大事件でした)、7ヶ月ものあいだ、そこを占拠しつづけたとのことです。一度は、身代金を払うことでローマからの撤退を依頼するつ...